レジリエンツテレスコープResilienz telescope

超高齢社会を迎えた現在において、インプラント治療に不安を持たれる患者様も少なくありません。
特に、少数歯残存ケースにおいてご自身の歯を利用するレジリエンツテレスコープの需要は高まるばかりです。

ドイツチュービンゲン大学で開発されたレジリエンツテレスコープは、チュービンガーデックプロテーゼと呼ばれる、粘膜で支える義歯のため、歯根膜の感覚を残すことができます。

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インプラントでは難しい、骨の量が少ないケースであっても問題なく治療を行うことができます。
自由に口元を作ることができ、審美的にも美しく機能的にも優れていることから、当技工所が得意とする義歯です。

少ない本数だからこそできること。
それは口元を自由に作れることです。

歯を失い、骨が吸収して口元がへこんだ部位を、床により内側から膨らましボリュームをだすことができるのも特徴です。
人工歯はIvoclar 社のオーソシット、フォナレスなどを取り揃えております。

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レジリエンツテレスコープとは、内冠の歯茎部はショルダーないしステップのないもので、これを残存歯にセメント合着します。

外冠は内冠の咬合面側との間に0.3~0.5mmの緩衝腔を確保して、義歯床に固定します。

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義歯に咬合圧が加わった時、その荷重のほとんどは顎堤が負担する様なしくみとなっています。

咬合圧から解放されたときには、圧縮された顎堤粘膜がもとの状態に復元し、内外冠の間に再び緩衝腔が生じます。

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重合方法は、PVPM、イボカップシステムなど世界水準の非常に高い技術で薄くても頑丈、強度と美しさを兼ね備えた方法を取り入れております。

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レジリエンツテレスコープは、SprengおよびGraberが開発した緩衝型テレスコープをチュービンゲン大学のM.Hofmannによって改良が加えられ、1966年に発表された技術です。

レジリエンツテレスコープによる補綴を行った症例について、追跡調査もすでに報告され(LehmannおよびKoerber)、予後が非常に良好であることが証明されています。

その結果は、合計100症例以上における術後8年を経過した時点での調査では、その40%に残存歯の安定性が認められ、残存歯の動揺が増した症例は35%だったといいます。

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当技工所顧問の稲葉繁先生がドイツからこの技術を日本に紹介し、すでに30年以上患者様の口の中で機能している症例が多数あることからも、長期間使っていただくことができる非常に優れた技術であることが証明されていると言えるでしょう。

⇒IPSG包括歯科医療研究会のレジリエンツテレスコープに関する研修会はこちら