もう失敗しない!コーヌスクローネ製作方法〜その2〜
もう失敗しない!コーヌスクローネ製作方法〜その1〜に引き続きます。
内冠を製作し、患者様に試適し、外冠の印象を行います。
コーヌスクローネ内冠試適、外冠の印象方法について詳しくはこちらをご覧ください。
オクルーザルコアを必ず使って、内冠の取り込み印象を行います。
その後、シリコンパテを用いて、印象のボーダーを守ります。
内冠には、パターンレジンによる人工歯根を植立し、石膏を注ぎ、模型を作ります。
大切なことは、模型を作り、内冠をはめ込み、一層パターンレジンを盛って、その上で直接外冠のフレーム及び、義歯部の脚のワックスアップを行います。
しっかりとフレームと脚は連結します。
脚は、人工歯のくる部分まで伸ばします。短いと破折します。
外冠のワックスアップです。
歯列の大きさに合った鋳造リングを選んで埋没します。埋没材は、中心が1番高温になり、リングに近づくに連れ、温度は低くなります。従って、歯列は曲線なので、それに合ったリングを選ぶことが大切です。
鋳造を行います。同じ温度域の鋳造をすることができるため狂いがありません。
コーヌスクローネに使われる金属は、鋳造の時効効果があるものを選ぶことが重要で、ビッカース硬度255程度のものが最適です。
従って、他の金属では適合は難しいということです。
こうして出来上がった内冠と外冠は、ゼロフィッティングすることができ、確実はコーヌス力を発揮することができます。
この時点で、一度患者様にフレームの試適をしていただくと確実だと思います。
その後、前装をします。
患者様へ最終の試適を行います。
審美性のチェック、咬合高径のチェック、バイトのチェック、シェードのチェックを先生と技工士と一緒に行いましょう。
もう失敗しない!コーヌスクローネ製作方法〜その3〜に続きます。
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