『咬合認定医コース』研修レポートby 石川太一

9月17日18日19日の3日間、第3回咬合認定医コースが実施されました。

今回、歯科技工士の立場からWeber dental laborの石川太一さんにレポートをお願いしました♪

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今回は咬合認定医コースを受講されている先生方は皆さん平均年齢も若く、しかも意欲があり積極的な方ばかりで、その熱意が講師の先生方にも伝わり、大変活気のある熱い3日間になったのではないでしょうか。

まずは17日,18日両日の大まかな受講内容です。

17日
・診察姿勢
・スタディモデル制作

18日
・フェースボートランスファー
・中心位の記録
・チェックバイト
・咬合器付着
・咬合器の調整

今回の研修では、診察姿勢などの基礎的な内容から始まり、技工的要素の強い作業や、KaVoプロター咬合器のハンドリングなど多岐に渡っていて、しかもその大半をIPSG包括歯科医療研究会代表の稲葉繁先生や、IPSG副会長の岩田光司先生に直々に手ほどきを受けられるという大変貴重な場となりました。

初日の17日は、1988年に出版された「ゼロからの軌跡」という書物をもとにした稲葉繁先生による講義から始まり、アルコン型、コンディラー型の咬合器の説明、KaVoユニットの使用法、ミラーテクニックなどをご教授していただきました。


その後、岩田光司先生による水平位における診察姿勢の取り方、アルギン酸印象の取り方等をご指導後、技工室にて印象に石膏を流し模型製作まで実演していただきました。

模型を綺麗に、また正確に製作することは、最も重要なことの一つであると稲葉繁先生が常々仰っている通り、ただ単に石膏を印象につぐのではなく、理論に裏打ちされた緻密な製作法があることが理解できるデモとなりました。



次に、受講生の先生方が3つのグループに分かれ、ユニット3台を使用して、先ほどの内容をお1人づつ実際に行っていただきました。

それぞれのグループ内の先生方が、先生役と患者さん役になることで、より内容が濃く理解を深めやすい状況となります。

3つのグループにはそれぞれ、1~3人のIPSGの講師の先生がつき、まさにマンツーマンで手取り足取りという状況で学ぶことができるという、他に類を見ない講習となりました。


その後、それぞれの先生方にご自分でとった印象に石膏をつぎ、トリミングまで全て実際にやっていただきます。

今回の講習内容は、行程を全て実際にやっていただくというコンセプトがあり、より実践的な経験になったかと思います。

講習会終了後は懇親会が行われました。
懇親会では、受講生の先生方、スタッフなど大人数で和気あいあいとした雰囲気の中交流を深めることができ、初日は終了しました。

2日目の18日は、稲葉繁先生による、前日に引き続きKAVOユニットの取り扱い方、診察姿勢のご指導の後、痛くない麻酔の打ち方をご教授していただきました。

その後、コルクドアップドゥルックでの、印象採得のデモが行われました。

次に、岩田先生による、正確なフェースボートランスファーのデモが行われ、昨日製作した模型を使用して、上顎の模型をKAVOプロター咬合器に付着していきます。

昨日同様、デモ後、受講生の先生方は3グループに分かれ、各ユニットにてフェイスボートランスファーしていただきました。

この時もIPSGの講師の先生方がつきっきりでご指導され、疑問点などはその場で解消できたかと思います。

技工室に移ってすべての先生にお1人ずつ上顎の模型を咬合器に付着し、午前は終了しました。

午後からは稲葉繁先生による中心位の講義が行われました。
ホワイトボードと頭部の模型を使用して、わかりやすくその構造や重要性などをご説明くださいました。

その後、中心位のチェックバイトを取って下顎模型を咬合器に付着するデモをした後、受講生の先生方には再度ユニットに戻り、同じように中心位のチェックバイトを取り、技工室にて下顎模型を咬合器に付着していただきました。

最後に咬合器上での中心位の診断後、2日目は終了となりました。

歯科技工士にとって、歯科医師ができるだけスムーズに仕事をしていただけるために『咬合』の知識を共有することは重要です。

患者様の健康のためにも、私達歯科技工士が正しい咬合理論を学ぶ事が大切だと感じました。
(レポート 歯科技工士 石川 太一)

▼レポート②はこちら
http://www.ipsg.ne.jp/kougoadv20160917report2/

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