Made in Japan デジタル放電加工機!!

Weber dental labor 石川さんと詩織ちゃんと一緒に、兵庫県西宮市にある株式会社アイトロニクスへ見学に行って参りました!

連れて行ってくださったのは、株式会社マシンツール中央の西村治社長、西村太輝さんです。

太輝さんは、ドイツの歯科技工マイスターの大川さんの元でお仕事も兼ねてハンブルグにいらっしゃった事がある歯科技工士であり、技工の道具に大変精通された方です。

以前、大川さんを通じてお知り合いになり、その時に放電加工機についてお伝えした事から、今回国産の放電加工機をご紹介くださいました。

放電加工機とは、すでに工業界では広く使われている機械です。ドイツでは、20年以上前からこの技術を歯科に取り入れ、大きな成果を出しています。

コバルトクロムという金属を加工するのですが、強くて薄く軽いため、当ラボが専門としているテレスコープシステムに取り入れたいと以前から強く願っていました。

Weber dental labor の名前を頂いた、ドイツTübingen大学のWeber 教授から、ラボ開業おめでとうの前に、放電加工術をあなたのラボに必ず取り入れて欲しいと伝えられました。

しかし、薬事の問題など沢山のハードルに加え、ドイツのラボでは放電加工士という専門の技術者が取り扱うほど、細かな調整が難しく、研修を受けて果たしてそれを実際に日本で応用できるのかも不安な気持ちがあり、次第に夢のような出来事になってしまいました。

そこへ、太輝さんから連絡が来ました。

「放電加工機自体が職人の道具ということで扱うことも難しいという特殊な機械でしたが、アイトロニクス社製品は材料ごとの条件設定さえすれば誰でも使えるようにデジタルで制御されています。」

「一度見に来られますか?」

「はい!すぐに参ります!!」

リーゲルテレスコープのサンプルや、ドイツの放電加工機の会社SAE dental のパンフレットをお持ちして、アイトロニクス社藤本社長にご相談をさせていただきました。

また、藤本社長の職人気質が素晴らしい。

Made in Japan のクオリティーの高さに圧巻されました。

日本における工業界の技術は驚くほど進化しており、最先端技術が搭載されたハイスペック小型機として、アイトロニクス社が開発しました。

リーゲルテレスコープの製作を鋳造で行う事、特に全顎症例において、歯科技工士の血と涙の結晶とでもいうぐらい手間暇がかかっています。

鋳造の時にレバー部分にエラーがあると、ワックスアップからやり直し。

しかも、それは一度だけではなく何度もあるのです。

この手間を省くことができれば、技工士の時間の節約ともなります。

今年の歯科技工士国家試験の合格者が1.000名を切り、そして卒後5年間の離職者が8割というかなり厳しい状況の中、少なくとも優秀な歯科技工士が、このような機械やデジタルを扱い、時間を短縮でき、質を保っていくことは大切なのではないでしょうか?

患者様にとっても、コバルトクロムを利用することで、強くても薄い=前装に必要な審美的要素を十分発揮できる。

また、ゴールドに比べて軽いため、1本1本の歯の負担を軽減させることができます。

まだ、歯科に応用するためには、トライアンドエラーが必要ですし、歯科用の道具も揃える必要があります。

西村さんより。

「マシンツール中央は工業界の良い製品を歯科に転用することから始まった会社でしたので、原点回帰となりました。
世界で一番適合のいいリーゲルを作るサポートができるように、もっとデンチャーを勉強します。」

本当に素晴らしい会社ですね!

皆が応戦してくださっている。

放電加工機導入は、夢ではなく、現実なものとして、急接近できたように感じます。

そして、何よりも人と人の繋がりの大切さを強く感じました。

さて、Weber dental labor に戻ったら、峰岸くんや丸山くんも含めて作戦会議です!

がんばるぞ╰(*´︶`*)╯♡

 

 

 

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