リーゲルテレスコープの費用について

こんにちは。

Weber dental labor 稲葉由里子です。

今日ご紹介させていただく方は、歯周病により前歯部がフローアウト、叢生もあり、審美的な問題に悩んでいらっしゃる患者様でした。

臼歯部の歯の欠損があり、今後歯の喪失が進んで行く事を心配され、稲葉歯科医院にご相談にみえました。

支台歯は方向性の問題、審美性の問題などがあり前歯部は抜髄。

小臼歯部は生活歯となっています。

事前に本印象を採る前に、方向性チェックをラボでお願いしました。

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次のステップ、内冠の試適と外冠の印象するためのアイテムが届きました。

技工をお願いさせていただいたのは、田島デンタルラボラトリー、田島慶二さん。

大変素晴らしい技術をお持ちの方でとても信頼しています。

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左上7を除いてすべて連結です。

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これだけ大きなケースを鋳造できる技術が素晴らしいと思います。

鋳造を失敗すると、また一からワックスアップですから・・・

技工士は、このような大きなケースの場合、鋳造を何度もやり直しをすることもあるのです。

鋳造が成功しても、果たして口腔内で適合できるのか心配なところです。

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凄い。

入りました!適合もバッチリです。

田島さんの技術力ですね。

やはり事前に方向性チェックのために模型を遅らせて頂いて良かったです。

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支台歯を連結し、歯周病における歯の動揺を防止することができます。

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オクルーザルコアで、内冠の位置関係をしっかりと記録します。

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そして、個人トレーによる取り込み印象です。

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バイトとフェイスボートランスファーも一緒にラボに送り返します。

次回は、外冠の試適となります(^_<)-☆

見ていただくとお分かりの通り、かなりのグラムのゴールドを使います。

体に安全で、精度の高い金属を用いていますが、全顎のテレスコープに使用するゴールドは、50g近くとなります。

ゴールド代だけでも相当な費用がかかります。

これだけ精巧な技工費用、そして先生方の技術料などを含めると、患者様に提供する価格は少なくとも300万円以上はかかります。

高い。

と思われるかもしれませんが、私達がこの技術を習得するために、沢山の時間と努力を費やしてきたこと、患者様はご自身の歯を守るために理解してくださるはずです。

一生懸命がんばったけれども、技工料、材料代などでトントンで、再製などもあった場合、結局利益どころか損してしまったということはよくあることなのです。

しかし、それでは今後に投資ができませんし、患者様のメンテナンスまで回りません。

インプラントとのコンビネーションとなるとそれ以上にもなると思いますので、費用面を含めて患者様と相談をし、最善の方法を提案して差し上げてください。

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