6年経過 上顎セラミック、下顎リーゲルテレスコープ症例

こんにちは。

Weber dental labor 稲葉由里子です。

テレスコープ治療をさせていただいた患者様とは、セットして終了ではなく、セット後からが長いお付き合いが始まると思っています。

メンテナンスの時期は、3ヶ月に1度。

もちろん毎月いらっしゃる方もおりますが、定期的に様子をみさせていただく事で、小さな変化にも気付くことができますし、様々なトラブルを未然に防ぐ事ができます。

6年ほど前、ある会食でテーブルをご一緒させていただいた方から歯の相談を受けました。

30代後半の男性で、もうすぐ結婚するので歯をしっかりと治したい。

というご希望でした。

結婚というステージを機に、歯を治したいという方は女性に限らず男性も沢山いらっしゃいます。

現在6年経過しておりますが、快適に使っていただいておりますし、何より笑顔がとても素敵です。

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上顎はセラミック治療。

3番の遠心にはキーアンドキーウェイを設けており、連結することで強度が増し、ひずみにも対応することができます。

上下共に、Labo.Intec の歯科技工士、高木清隆さん。

彼とのお付き合いは、私が16歳だったので27年となります。

顧問の稲葉繁先生が開業していた、伝通院歯科に務めていらっしゃいました。

その後、独立し現在は、稲葉歯科医院内で開業しています。

大ベテランの技工士で、彼以上にテレスコープ症例を持っている方はいらっしゃらないと思います。

常に1人で20症例近く製作しているから驚きです。

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下顎は『アンカーバンド・クローネ』を用いたリーゲルテレスコープです。

アンカーバンド・クローネは、8番に用いるテレスコープです。

通常通り、内外冠を被せると、咬合平面を乱してしまう可能性がある場合、内冠を咬合面まで形成し、歯冠の周囲だけミリングする方法です。

さらに、維持及び支持のために、近心にキーウェイを形成、遠心にはディンプルや溝を付与します。

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今回は、1番の前装に亀裂が入っていましたが、ラボサイドで少しお預かりさせて頂き、その日のうちに修理してお返しすることができました。

アンカーバンドの連結部は、脚でしっかりと覆って強固にすることをおすすめします。

咬合平面から明らかに提出している場合は抜歯が必要ですが、許容範囲内であればアンカーとなります。

メールでのご相談も承っておりますので、遠慮なくご連絡ください。

weber.dental.labor@gmail.com

 

10年、20年とできる限り長く使って頂けるように、これからもメンテナンスをさせていただきたいと思います♪

 

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