2017年「総義歯ライブ実習コース」3日目!
に引き続き、本日はいよいよ患者様へ装着の3日目となります!
Weber dental labor にて、ラボワークをご覧いただくところから始まりました。
先生方は日頃、ラボワークを見る事がありません。
ですが、この作業がどれだけ大変かを知ることは、患者様への説明にきっと役に立つと思います。
患者様を想う気持ちは、歯科医師も歯科技工士も同じですね。
ラボワークに関しては、Weber dental laborの技工士がレポートをしてくれることになっているので、どうぞお楽しみに♪
先生方には、近代総義歯学の基礎を築いた、スイスの歯科医師のAlfred Gysi(アルフレッド・ギージー)の歴史も勉強していただきました。
Gysiはカンペル氏の平面のコンセプトを作ったり、 シンプレックス咬合器、トゥルバイト人工歯の開発など、沢山の業績を残しています。
100年前の『ギージーフィルム』(和田精密技研)をご覧いただきました。
100年前の総義歯の製作方法です。
今はどうでしょうか。
これ以上の総義歯を作っていますか?
私たちは、これを超えないといけないと思います。
小平先生、そして技工士スタッフがWeber dental laborから時間ギリギリで駆けつけました。
完璧なシュトラックデンチャーです。
小平先生は、故岡部宏昭先生の弟子であり、唯一シュトラックデンチャーを継承している技工士です。
今回、感じたのですが、シュトラックデンチャーの完璧な形を作れるのは彼しかいないと思います。
もちろん、IPSG認定技工士もほぼ同じ技術を持っていますが、小平先生に追いつくのは知識と共に症例数もこなさなくてはいけないと思います。
岩田先生による、ピッチングテスト。
100年前のギージーも行なっていましたね!
試適の状態を先生方にもみていただいているのですが、普通、このように口を広げてしまうとエアーが入って外れてしまいますが、外れてこないのです。
咬合の側方運動のチェックです。
先生方お一人お一人、患者様の口の中を確かめていただきました。
先生方の表情より、今回のシュトラックデンチャーの素晴らしさが伝わると思います。
今回、学生さんの参加もありました。
最後にこんな感想をいただき、とても嬉しく思いました。
「上下顎同時印象とそのすごさを実感致しました。学生ですが受講させていただき有難うございました。大学では教えてくれない本当に大事なことをたくさん拝見することができた気がします。来年歯科医師になるのが楽しみです。」
患者様の笑顔が何よりの喜びです。
稲葉先生、岩田先生、小平先生、そして協力してくださったスタッフ全員が一心同体となり
作り上げたシュトラックデンチャーは最高の総義歯となりました。
患者様も涙を浮かべて喜んでくださいました。
総義歯は歯科の知識の集大成そして、患者様の人生をも変えてしまうほどの影響力があるということを、今回改めて実感しました。
IPSGでは、1年に1度しか開催されない「総義歯ライブ実習コース」ですが、来年の開催が今から待ち遠しいです!
ご参加いただいた先生方、沢山質問をいただき、盛り上げていただき、本当にありがとうございました。
先生方からもご感想をいただいてので、一部ご紹介させていただきたいと思います。
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●とても素敵なセンスの良いラボを拝見でき、参考になりました。設備が整ったきれいで明るい環境でお仕事ができて羨ましいです。学生の時以来の技工操作が見学でき、技工士様の大変さ、ご苦労がわかりました。人工歯の選択のやり方も習得できました。(今まで適当だったけど・・・)DT小平さん、お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいませ。
●初めて見るものばっかりでとても楽しかったです。3日間有難うございました。
●チェアサイドとラボサイトの状況をどちらも見学できたので非常に勉強になりました。
●様々な先生方と臨床的、テクニカルなお話をさせていただき、刺激を受けました。また自身でも試行し、たくさんの疑問を持って参加させて頂きたいと思います。
●昨年より参加したい思っていたため、参加できて良かったです。DVDで復習したいと思います。
●ライブは嘘がつけません。今回の総義歯も前回の顎関節症ライブもすべてオープンです。しかしそれをやってのけるIPSGの先生方や技工士さん達は本当にすごいと思います。しっかり構築された理論をしてそれを実践できるだけの技術力があるからだと思います。この究極の総義歯に出会えたことを感謝しています。今回も勉強とても勉強になりました。有難うございました。最後に小平さん本当にお疲れ様でした。
●上下顎同時印象とそのすごさを実感致しました。学生ですが受講させていただき有難うございました。大学では教えてくれない本当に大事なことをたくさん拝見することができた気がします。来年歯科医師になるのが楽しみです。
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