顧問 稲葉繁Shigeru Inaba

【略歴】
1964年 日本歯科大学卒業
1968年 日本歯科大学大学院終了
1969年 日本歯科大学歯学部補綴学教室講師
1972年 日本歯科大学歯学部補綴学教室助教授
1978年 西独チュービンゲン大学留学
E.Koerber教授の下で客員教授
1992年 日本歯科大学歯学部高齢者歯科学教授
1999年 日本歯科大学歯学部補綴学第3講座教授
現在 一般社団法人IPSG包括歯科医療研究会代表

【所属】
・日本老年歯科医学会名誉会員
・トゥースフレンドリー協会理事
・IPSG最高顧問
日本総合口腔医療学会 会長
・カボデンタルアカデミー プリンシパル
・日本顎咬合学会 評議員

歯科医師に成ってから影響を受けた人 その1

ウルフ・ポッセルト教授(スウェーデンマルメ大学)とは直接会ったことはありませんが大学院のころ咬合を勉強し、下顎運動の軌跡を図形化したことで影響を受けました。

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クローポールセン教授は顎関節症の患者では咀嚼筋の緊張が生じ、その筋肉を触診することにより診断の決め手になることを知りました。

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ジャンケルソン先生はドイツに留学していたときにフライブルグ大学で研修を受け、マイオセントリックの概念を勉強しました。マイオモニターMKGの開発者です。

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歯科医師に成ってから影響を受けた人 その2

チャールス・E・スチュアート先生はアメリカでナソロジーの開祖として有名な人で顎の運動と歯の形態などのナソロジーの基礎を勉強し多くの影響を受けました。

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ラウリツェン先生からはスチュアート先生と同様にナソロジーを学び、中心位の取り方、フェースボウトランスファーなど多くのことを学びました。

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アイヒナー先生はベルリン自由大学の教授で咬合支持の分類を開発した先生です。私は先生の前でベルリン歯科医師会の先生方に、日本における老人のアイヒナーの分類を話しました。このことは、いまでも思い出に残る出来事です。

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歯科医師に成ってから影響を受けた人 その3

ハンスシュライヒ先生からは総義歯のすべてを学び、その後の私の臨床に大きな影響を与えた人です。

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エーリッヒ・ケルバー教授は私が留学したチュービンゲン大学の教授で私の人生の生き方に大きな影響を与えた人で、テレスコープ義歯のすべてを学びました。

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ヴィリー・シュルテ教授はチュービンゲン大学で顎関節症を教えており、私が顎関節症を勉強するためにドイツに留学するきっかけとなった先生で、その後の私の臨床に多くの影響を与え、顎関節症を自分の人生のテーマとするバックボーンとなりました。

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歯科医師に成ってから影響を受けた人 その4

ファンネンシュティール先生はドイツの有名なマイスターでミリングの神様といわれる人です。当時ミュンヘンで大きなラボを経営し、私のミリング機械開発にも協力いただきました。

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村岡博先生からはナソロジーの多くを学んだ先生で、特にTMJ咬合器やスチュアート咬合器の使い方などを教えていただいた先生です。

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木村達明先生は元日本古生物学会会長で私の趣味である古生物学を勉強する機会を作ってくれた人で、日本古生物学会の会員に推薦してくれた人です。

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歯科医師に成ってから影響を受けた人 その5

◆ピーター・K・トーマス(P.K.Thomas)
ワックスコーンテクニックを開発したP.K.Thomasの実習の模様。葉巻を加え、ウィスキーを飲みながらの実習にびっくりしました。

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◆ロッツマン教授(Prof. Ulrich Lotmann)
マールブルグ大学教授で顎関節症の素晴らしい本の著者。この本に咬合と顎関節症との関係がすべて書かれています。

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歯科医師に成ってから影響を受けた人(経歴に沿って)

1968年まで ― Ingol,Eismann.Posselt.保母須美弥、
1969年講師 ― 村岡博、鈴木文雄・P.K.Thomas・C.E.Stuart
1972年助教授 ― Prof.Richter・D.Beach・東海林芳郎・N.Guichet・Jankelson・Raulitzen・Croh.Pohlsen・
1978年西ドイツ ― E.Koerber・Eichner・W.Schlte・H.Shleich・P.Kopp・C.Sieber・Pfannenstiel・Lehman・木村達明
1988年高齢者歯科 ― 村山良介・石川達也・渡辺郁馬・折茂肇・R.Slavicek・Lotzmann・Lang
2005年日本歯科大学を退職

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